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インストラクターMの追想

Fri 8th Jul 2016 - 11:06am : WoT攻略 : Gaming : Caren Tiger

こんばんは、moudameです。

7/3に行われたWoTトレーニングキャンプ、ご参加・ご視聴ありがとうございました。
あのようなイベントへの参加は初めてなので若干の不安もありましたが、おおむね好評だったようなのでよかったです。
私も裏方としてすごく楽しませていただきました。
1度きりではなく、何度も開催される事を願っています。

さて、トレーニングキャンプでは、皆さまの前で講演した2人の他にもインストラクターが居て、各チームにトーナメント経験者の講師が1人ずつ付きました。
今回はその各チームへの個別指導の内容について、私moudameが考えた事や実際に話した内容について書いていきます。
チーム毎に多少状況が違い、また各インストラクターの方針の違いもあるでしょうから、あくまで私の立場から振り返るという事で。


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当日のスケジュールは挨拶、エキシビジョン(2戦*2、配信未放送)、昼食、チーム分けての練習(1時間)、参加者トーナメントという感じでした。

まずは私が担当する事になったCチームについて知る事から始めました。
エキシビジョンで来場者の大体の実力はわかったので、より深く掘り下げて。
チームでWoTをする時は、各々のランダム戦の成績が無意味という事はありませんが、チームを助けようという意識がより強く問われます。
具体的に確認したかった事は、チームの人達が戦闘中に喋る事に慣れているのかと、集団戦の知識や経験があるのかの2点です。

ヒアリングの結果、クランウォーや拠点戦を日常的にプレイするという方が1名いました。
ですが、残りの4人はそういうわけでもなく、うち3人はほぼ未経験のよう。
Cチームは、拠点戦はちょっとやった事あるけど小隊を組んでの通常戦(2~3人で組む)をあまりやらない人や、小隊は組むけど拠点戦はあまりしない人たちで構成されていました。
いきなり戦闘中にコミュニケーションを取って戦うのはかなり難しいかもなあ、という雰囲気。

一方で経験豊富なプレイヤーがチームリーダーとして皆からの信頼を集めているようだったので、そこを柱にして進めていけそうでした。
ですので、チームリーダーに指揮官役をまかせてしまい、あまり私が出しゃばらないようにしようと考えました。

リーダーは作戦のアイデアや車両編成プランも既に持っているような優秀な人だったので、ほぼ自由にやってもらいました。
編成を考えてる際に、皆が既に持ってる車両を使った方がいいとか、この作戦やるなら相手がこのポジション取った時に注意して、くらいは口を挟んだけども。
大事な7/9の台湾チームとの試合時には、私が試合中に後ろから声を出して彼らを助けるという事はできません。
だからメンバーの人が試合中に私と喋るよりは、リーダーと喋る機会を作っておいたほうがいいだろうという理屈です。

それで、経験の少ない組に教える事については大体このような感じにしました。

1.試合前、試合の中で行うコミュニケーションの方法について。
2.集団行動の際に使う、平易で汎用性のある知識や、効果的なテクニックについて。


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1.試合前、試合の中で行うコミュニケーションの方法について。

指揮官が予め説明していた作戦について、試合直前に確認してもらうようにしました。
どういう作戦を取るか、各員はどういう役割で、どのポジションへ向かうのか。
指揮官はメンバーがどのぐらい作戦を理解しているか確認する事ができるし、メンバーは事前の確認作業で安心して試合に臨めます。

試合中のコミュニケーションは、指揮官や周りの仲間がどのような情報を求めているのかを理解するのが大事です。
たとえば敵戦車の位置の推測、未発見の戦車からの発砲、着弾場所や大口径戦車の発砲報告などについて。
周囲の仲間はこういった事を聞いて、自分の場所も撃たれそうだから遮蔽に隠れよう等の判断をする事ができますよね。

とりあえずは上で挙げたような事を喋ってみてもらい、こういう事言えばいいよ、今の報告はよかったよ、という形でまずは喋るのに慣れてもらおうと考えました。


2.集団行動の際に使う、平易で汎用性のある知識や、効果的なテクニックについて。

まずはラジオチャットでの被発見報告の仕方。
集団戦をやらない人は自分が発見された時、F7ボタンを押して味方に自分の位置を知らせるという習慣がありません。
長い調練の末に身に着ける撃ち合いのテクニックよりも、ボタン1つで簡単にチームを助けられるならそっちを優先して覚えて貰った方がいいかなと。

次はもう少し実践的な事。
移動やラッシュを行うときに、車両を出すタイミングを揃えられるように、練習の前半に結構な回数伝えました。
いくら上手な人達でも、皆がチグハグな行動をしてしまうと負けてしまうからです。
私たちCTも、圧倒的有利を作りながら分散配置してしまい、ELの一点突破を食らい試合に負けた事があります。

https://youtu.be/ULO-17-sYbQ?t=3h20m (3時間20分頃からのシーン)


あまり思い出したい内容ではないですけど、わかりやすい成功の例として。

練習後半はより高度な内容であるフォーカス(1両の敵を集中攻撃する事)についてぽつぽつと。
フォーカスコールをする事、あとは迷ったら先頭を狙う事など。
基本的には火力が高く装甲が薄い車両から順番に倒しますが、ポジションや敵の残りHPによってその優先度は変わります。
車両が多く固まっていて位置関係が難しい時は、先頭から狙うって予め決めておくのも一つの手段になってきます。
練習の際はオートローダーが混じった場面ではちょっと上手くいっていませんでしたが、そのあたりの判断を素早く正確にするには数をこなす必要がありますね。


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で、参加者トーナメントの結果と練習の成果について。

Cチームは1戦目はシード、準決勝は2-0で勝利、決勝戦は0-2で敗北、準優勝となりました。
優勝できなかったのは残念でしたが、真剣勝負での勝ちを経験できたし、配信で試合も中継されたし、参加チームの中ではかなり良い経験が出来たのかな。
1戦目で負けたチームや、配信がなかったチームもあったので、次のイベントではそういう所への配慮ができたらなあと思いつつ、成果について書いていきます。

Cチームは決勝戦でEチームと対戦しましたが、攻撃時防衛時共に、仕掛けるというタイミングでしっかり車両が揃っていましたね。
皆が指揮官の言う事をよく聞き、指揮官も周りのプレイヤーの位置をしっかり意識して作戦行動できていたという事です。

1戦目、赤側がラッシュを仕掛けるCチームです。

こちらが2試合目、同じく赤側が丘を制圧しに向かうCチームです。


急造チームであるにも関わらず、このように行動を揃えられたのは素晴らしいと言うほかありません。
相手の対応がうまかったので結果的には実りませんでしたけど、あのようにタイミングが揃わなかった場合勝ちの目すら生まれません。
もしこの際に行動が揃っていなかったらどのような結果になっていたか、かつてCTがHMと対戦した時に失敗した試合から学ぶ事ができます。

https://youtu.be/0Uf_piS_3no?t=3h35m2s (3時間35分頃からのシーン)

これは私が指揮した試合ですが、周りが準備出来てるか確認せずにラッシュのコールをかける最悪の指示により有利な状況から負けてしまいました。
累計何百時間も練習したチームがここまで揃わずヒドかった事を考えると、今回Cチームの皆がどれだけ上手くやったかが伝わるでしょう。
また、指揮官をやる時は自分が戦闘するよりも、他の味方がうまく戦闘に参加できる形を作るほうが大事だというのもよくわかります。

フォーカスについては、準決勝や決勝でも、不利なポジションの戦車や装甲の薄く火力ある戦車など、適切なターゲットを選びうまく数を減らしていく試合展開に出来ていました。
フォーカスは原理こそ単純ですが習熟・実践の難しい技術なので、飲み込みが早くて正直驚きました。


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今回のトレーニングキャンプでチームの人達に教えた内容と、結果については上記の通り。
一方で、細かな撃ち合いのテクニックとか、マップ知識とかについてはあんまり触れないようにしました。
そもそも量が膨大すぎるというのもありますが、一番の理由は短時間で身に着くものではないからです。
真剣勝負だし、大勢の人が見ていて、更にはビデオカメラで撮影までされている。
不安や緊張がある中で、技術や知識が必要になった瞬間、咄嗟に使えるぐらいまで訓練しておかねば実戦では役に立ちません。

実際、Cチームが決勝戦に挑む際、練習で使わなかったポジションについて少し説明をしました。
そのうちの一つは鉱山の座標C3にある岩についてでした。
このポジションに入れば、南側にいる敵からの射線を切る事ができます。
でもいざ試合をしてみて、そのポジションが必要になった時、使うという発想が出なかったような動きでしたよね。
何度も聞いたはずなのに出来なかった、と試合をした人達は痛感したと思います。
今まで使えなかった技が突然使えるようになり、起死回生の大逆転……漫画やアニメなどである展開ですけども、現実にはそう上手くいかないもの。

例えばスタンガンを買っても、包装されたまま鞄の底にしまっていては、暴漢に襲われた時に使えないのと同じような感じでしょうか。
咄嗟に使おうと思えるか、使おうと思った時に実際に使えるかは普段の準備にかかっています。


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私が話した事、話さなかった事は大体こんな感じです。
読んでもらうとわかるとおり、集団戦経験の少ない人に教える事をかなり優先しました。
そのせいで、経験のある人たちに対しては話す内容がやや物足りなかったかもしれず、そこは私の不出来で申し訳なかったかなあと思います。

もし集団戦についてもう少し詳しく知りたいぞ、とか、撃ち合いやマップについて聞きたいという内容があれば配信でもツイッターでもいいので、ぜひ聞きにきてください。
もちろん、今回のキャンプに参加できなかったという人でも歓迎ですよ。

配信のURL:https://www.twitch.tv/moudame_hogei

ツイッター:https://twitter.com/hiwainaneko

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ガンダムハンマー 山田

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